レギュレーションM-Cで追加されたメガボーマンダが、シングルバトルの使用率で1位に立っています(ポケモン徹底攻略のバトルデータ、シーズンM-6・9月24日時点)。
選出画面で見かけることも増えたはずなので、今回は「実際にどんな型が多いのか」と「すてみタックルがどこまで入るのか」を、数字で確かめてみました。
実際に多い型は、いじっぱりの物理

まずは種族値から。メガシンカで防御が80から130へ、50も伸びます。
メガ前のボーマンダ:H95 A135 B80 C110 D80 S100/いかく・じしんかじょう(隠れ)
スカイスキンは、ノーマル技をひこうタイプに変えて威力を1.2倍にする特性です。威力120のすてみタックルが、威力144のひこう技になります。
では、実際にどう育てられているか。ポケモン徹底攻略のバトルデータ(9月24日)を抜き出すと、こうなっていました。
技 すてみタックル 77.7%/じしん 72.7%/りゅうのまい 70.2%/はねやすめ 60.9%/りゅうせいぐん 30.0%/だいもんじ 20.4%
持ち物 ボーマンダナイト 97.5%
特性(メガ前) いかく 99.1%
配分の上位 H1 A32 B1 S32(14.0%)/H2 A32 S32(12.2%)/H1 B1 C32 S32(5.3%)
すてみタックル、じしん、りゅうのまい、はねやすめ。いじっぱりで攻撃と素早さに32ずつ。これがいちばんよく見る形です。
特殊型もいます。ひかえめとおくびょうを足すと14.3%。配信でも、柊みゅうさんの動画ではおくびょうのH1 B1 C32 S32、こういちくんさんの砂パでは攻撃と特攻の両方に振ったH3 A32 C16 S15(概要欄より)が使われていました。
とはいえ、半分近くはいじっぱりです。見えたらまず物理を疑う。それで大きくは外れなさそうです。
素早さは「172」が多い、というのが大事なところ
いちばん多いいじっぱりで素早さに32振ると、メガボーマンダの素早さは172です。素早さの上がる性格(ようき・むじゃき・おくびょう、合わせて37.5%)なら189になります。
ここでZメガ3体(メガガブリアスZ・メガルカリオZ・メガアブソルZ、いずれも素早さ種族値151)と並べてみます。
メガボーマンダ(S120) 最速 189/準速 172/無振 140
メガボーマンダ りゅうのまい1回 準速 258/最速 283
準速のメガボーマンダ172は、素早さに振っていないZメガ171をちょうど1だけ抜いています。でも、Zメガが素早さに振っていたら、最速のボーマンダでも抜けません。
そしてメガルカリオZのバトルデータを見ると、性格はおくびょうが66.2%、配分はH2 C32 S32が51.9%でした。つまり、こっちのボーマンダより先にメガルカリオZが動く前提で考えておいたほうがよさそうです。
逆に、りゅうのまいを1回積まれると話が変わります。準速でも258になって、最速のZメガ(223)を上回る。ボーマンダ側からすると、この1ターンをどう作るかがすべて、という感じですね。
※能力値={(種族値×2+31+能力ポイント×2)×50÷100+5}×性格補正(途中は切り捨て)。本作は個体値31・Lv.50固定で、能力ポイントは1つの能力に最大32・合計66(ポケモン徹底攻略「能力ポイントと努力値の違い」)。最速=32ポイント+性格補正1.1倍、準速=32ポイント・補正なし、無振=0ポイント・補正なし。
すてみタックルは、どこまで入るか

いちばん多い型(いじっぱり・攻撃32、実数値216)のメガボーマンダが、すてみタックルを撃った場合です。使用率上位のポケモンを並べて、ポケモン徹底攻略のダメージ計算ツールで出しました。
| 相手 | 無振り | H32・B32+補正 |
|---|---|---|
| アシレーヌ | 120.0〜141.9% 確1 | 67.9〜80.7% 確2 |
| メガガブリアスZ | 91.8〜108.2% 乱1 | 54.9〜64.7% 確2 |
| ガブリアス | 83.6〜98.9% 確2 | 50.7〜60.5% 確2 |
| セグレイブ | 82.6〜97.9% 確2 | 50.0〜59.5% 確2 |
| カバルドン | 69.4〜82.5% 確2 | 43.7〜52.1% 乱2 |
| メガルカリオZ | 66.9〜79.3% 確2 | 37.3〜44.1% 確3 |
| メガグソクムシャ | 60.7〜72.0% 確2 | 38.5〜46.2% 確3 |
| サーフゴー | 46.9〜55.6% 乱2 | 27.8〜33.5% 乱3 |
| アーマーガア | 40.5〜48.0% 確3 | 24.9〜29.3% 乱4 |
| ブリジュラス | 35.8〜41.8% 確3 | 22.3〜26.4% 乱4 |
条件:攻撃側 メガボーマンダ(いじっぱり・A32・ランク±0・スカイスキン)。防御側は特性・持ち物をツールの初期値のまま、「H32・B32+補正」はHPと防御に32ずつ・防御上昇補正。急所・壁・天気なし。メガルカリオZは、接触技のダメージを半減する特性「はどうのぼうご」込みの値です。
アシレーヌは無振りなら一撃。ガブリアスやセグレイブも無振りなら2発で落ちます。
一方で、はっきり止まる相手もいます。アーマーガアとブリジュラスは、無振りでも3発。耐久に振られていたら4発です。メガルカリオZも、はどうのぼうごで半分にされるので、耐久に振られると3発かかります。
りゅうのまいを1回積んでも、耐久に振ったアーマーガア(37.1〜43.9%)とブリジュラス(33.5〜39.6%)は3発のまま。カバルドン(65.6〜77.2%)とメガグソクムシャ(58.2〜69.2%)は2発になります。
じゃあ、止まる相手はどうするのか。ここでサブの技が効いてきます。
じしん(いじっぱりA32)→ ブリジュラス 無振 66.7〜78.8% 確2/H32・B32+ 41.6〜49.7% 確3
だいもんじ(ひかえめC32)→ アーマーガア 無振 86.7〜102.9% 乱1/H32・D32+ 50.7〜60.5% 確2
だいもんじ(ひかえめC32)→ メガグソクムシャ 無振 149.3〜178.7% 確1/H32・D32+ 92.3〜109.9% 乱1
じしんの採用率が72.7%もあるのは、この数字を見ると納得でした。すてみタックルで乱2のサーフゴーに、じしんなら無振りを乱数1発まで持っていけます。
特殊型のだいもんじは、アーマーガアとメガグソクムシャに刺さります。ポケモン徹底攻略の育成論でも、この2体を特殊技で崩す使い方が紹介されていました。物理を想定してアーマーガアを出したら、だいもんじが飛んでくる。特殊型が1割以上いる以上、この1回は頭に入れておきたいところです。
こおり技で止める

止める側の本命は、やはりこおり技の4倍です。候補を2体、計算しました。受ける側は、いちばん多いH1 B1(特防0)のメガボーマンダです。
つららおとし 161.4〜191.8% 確1(いかくで攻撃−1でも 107.6〜128.7% 確1)
こおりのつぶて 77.2〜93.6% 確2(いかく−1なら 51.5〜63.2%)
アローラキュウコン(おくびょうC32)
ふぶき 177.8〜210.5% 確1/フリーズドライ 114.6〜135.7% 確1
セグレイブのつららおとしは、いかくで攻撃を下げられていても一撃です。バトルデータ(9月24日)でも、セグレイブの技はこおりのつぶてとじしんが91.3%、つららおとしが51.0%。持ち物はきあいのタスキが43.7%で、ポケモン徹底攻略も「メガガブリアスZやメガボーマンダの対策として、タスキを持たせて先制技でトドメを刺す」使い方を挙げていました。
ただ、先制技のこおりのつぶては、単発だと確2です。いかくが入ると6割前後まで落ちる。メガ前のボーマンダが先に場に出ていかくを入れていれば、つぶて1発では止まらない。いかくの採用率が99.1%なのは、たぶんこういう場面のためでしょう。
アローラキュウコンは、ふぶきでもフリーズドライでも一撃でした。こちらは技にオーロラベールが97.4%、持ち物にひかりのねんどが90.6%入っていて、壁を張る役も兼ねていることが多いようです。
止める側の動画で、ブラッキーをぶつける「流行りの構築にブラッキーが刺さる!?」というものもありました(ゆずぽけちゃんねる)。概要欄には「流行りのカバマンダサフゴ」とあり、カバルドン・メガボーマンダ・サーフゴーの並びを想定しているようです。ポケモン徹底攻略に載っている構築にも「カバマンダ」の名前がいくつも並んでいて、カバルドンと組む形はよく見かけるものになっているようです。ブラッキーで本当に止まるのかは、中身を確かめていないのでここでは書きません。
使用率1位は、それだけ対策されるということでもあります。すてみタックルが通らない相手と、こおりの4倍。この2つを選出の時点でどう見るかが、しばらくM-Cのシングルの基本になりそうです。